index< 日誌 < au錯覚< 24d-56生成される観念 「観念化」p2 |
表情によって印象の世界が広がる。表情自体の変化が速く、そしてそれが相手と自分とのお互いの行動に連動してくるからである。考える、予測する、そしてまた、それへの対応と対処の仕方といったもの想定する。 そうしたことが、顔面の表情を通して現れてくるからである。それは何かしらの行動への予兆であり前兆なのである。直感的ではあるが、そうした兆候からそれを予測し、そして考えて行かねばならないからでる。 これは相手から受ける印象もそうであるし、そしてまた、相手を通して知られてくる自分に対する印象もまたそうなのである。 つまり、コミュニケーションというのが、直接の行為から離れて、印象と象徴のサインだけで為されている。ここにおいて行為から意識が分離する。意識は、自分自身の肉体の動きといったものを意識すると共に、それを自分の目的と意図に従ってコントロールし、そして理解しようとしている。 |