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1、変化の固定。

神経伝達の、馴れた経路を通しての容易な流通は、それ自体が作用を最適化している。神経による情報の伝達は、経験上の繰り返される馴れた通路を通して先ず伝達される。もしもそうだとすれば、これが「くり返し」であり、馴れであり、そしてまた適応への最初の段階なのである。

つまり、このような慣れや習性自体が環境への適応の結果なのである。そしてこれが肉体内部の生理と神経作用の変化と、その方向を決定しているのである。そしてこれが他の個体および種と異なる変化をもたらしている。

さらに、こうした繰り返される変化といったものが常態化し、数万数億年継続することによって、生理のみならず、身体そのものの物理的形状的変化を固定したのであって、身体上の構造・サイズ・カタチといったものを作りだしたのである。

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2019-1022-1104