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1、国民。

しかしまたそれは自分自身の良心に係わることであって、それは見過ごすことが出来ないことなのである。それは自分自身の自意識に係わることであって、それから眼を反らしてはならないのである。

これは現実的な出来事というよりも、自分自身の精神内部の自己の同一性と一体性に関する問題なのである。だからまた、なおさらに妥協することが許されないのである。

従ってまた、何よりも疑わなければならないのは、このような神聖で絶対的であるはずの政府や国家そのものなのである。また、国民などという概念もまた、そうなのである。

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2019-1104-1121