index< 日誌 < u列島< 24d-63自分たち 「強制力」p4 |
しかしまたそれは、自分が現実世界で拠って立つところの根拠といったものを見失うことでもあって、だからまた誰もそうしたことをしたがらないし、また、出来ないのである。 職場に居られなくなり収入が途絶える、誰からも村八分にされ孤独にさいなまれるといった、状況に追い込まれてしまう。それは非日本的な存在と見なされ、生きて行けなくなるからである。 これは日本という現実の空間的狭さ、文化的単一性、そして島国という逃げ場のない世界が、そうさせるのである。だからまた、どうしても信じなければならないし、疑ってはならないのが政府であり、国家なのである。 |