index< 日誌 < u列島< 24d-67自分たち 「共有意識」p8 |
しかしまた、こうしたことは、持って生まれた遺伝によってもたらされた自分と、現実を生きる自分とのアンバランス・不具合・障害としても現れている。 身体内部の直接的・遺伝的・生理的な作用と、現実を生きている自分の要求とが、どこかで切断されて、自分というのがどこかで見失われ壊れている。自己の一体性・全体性・同一性といったものが、どこかで切断されて破壊されている。 そうしたことが現実を生きている自分自身の情緒や、そしてその感情表現にも現れている。行動や生活の様式、その表情や仕草、立ち居と振る舞いにそのまま現れている。そして自分の周りのシキタリと作法にも現れている。どこか自分と根本的に合わないのである。 |