index< 日誌 < 2av表情< 24d-72「呼吸の都合」p6 |
驚いたときにクチを大きく開けるのは、空気を少しでも多く取り入れて、それを体内で消費することによって、予期せぬ突発的な事態に身体全体が瞬時に対応して動けるようにするためである。 そして身体が不意に動く瞬間、息が一気に吐かれると同時に止められる。この瞬間、ノドから絞り出される空気が震える気管を通して声となって出て来る。クチは開けたままなので「あっ」という母音だけが出る。 しかし驚いたままで、何もせずに安堵した場合、留め置かれた肺の中の空気はもう少しゆっくりと吐き出される。まだ少し緊張したままで安堵の吐息をしている。 また、何かに気を取られてクチを小さく開けたままでいて、それが一気に気が晴れた場合、溜まっていた息が「おーっ」となって吐き出される。これはスポーツの観戦や講演会などで感激したときの表情である。 |