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1、錯視。

道端を歩いていると死んだカエルが見える。背中からタテに引き裂かれていて、中のピンク色の肉が剥き出しになっている。しかしよく見るとただの枯れ葉だった。枯れ葉の葉脈が中心からタテに分かれていて、そこから支脈が外の四方へ向かって伸びている。それがカエルの骨格と内臓のように見えたのだ。

このような輪郭のシルエット。パッと見ただけの印象が、自分でも知らない間に印象だけを先取りしてイメージを作り出し、そしてそれが実際に色やカタチとなって、僕の目の中で創りだされている。幻、幻覚、錯視、見間違い、誇大拡張された勘違いといったものである。

僕の心の中にある無意識の潜在意識が、勝手にそうした妄想の世界を作り出している。実際、現実にある物や出来事を、それを勝手に頭の中で修正し変更を加えて捏造し、誇大拡張されたイメージを作り出しているのである。

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2019-1121-1129