index< 日誌 < aa暗示< 24d-74「続、幻覚」p3 |
頭の中の象徴とサインに過ぎなかったものが、それらが勝手に結びつき、それだけで一人歩きして自分だけの物語りを創り出しているのである。物語りを生み出さずに居られなかったのである。 それは自分の中の情緒の苦悩と障害がそのカタチを求めていて、そしてこれをイメージ化された物語りとして捏造しているのである。しかしそれは情緒自身にとって見れば、どうしても必要なことだったのである。 何でもよい。ウソでもデッチ上げでも何でも良いから、苦悩する情緒のすがたを、何かしらのカタチでもって表現する必要があったのである。そしてこれが目の中で、誇大拡張された偽りのイメージとなって映し出されているのである。 |