index< 日誌 < 2av表情< 24d-78「自分の中の他人」p4 |
始め意識的にしろ、またはそれが無意識であっても、偶然になされた反応といったものが、永い歴史的な年月の繰り返しによって、条件反射となり、馴れとなり、習慣となる。 そうして自分でも気づかないまま、いつしかそれが、それなしには自分が成り立たない無条件の反射となり、そしてその機能と構造、そしてその肉体の物理的形状が自己の存在のカタチになって行く。またそれに基づいて生活の様式が定められる。 そして、もしもそうして環境に適応して生きて行けたのであれば、それ以外に生きて行く方法が無かったのである。それ以外の種が消えたということである。事実、そうした変化を遂げた者だけが種として生き残り続けたのである。 事実、今日私たちが見ている種の存在自体が、このようにして生き残り続けた者であることを証明しているのである。 |