index< 日誌 < 2av表情< 24d-78「自分の中の他人」p4 |
たとえば、それを視覚に限って言えば、見える現実世界の明るさ暗さ、色、そしてカタチの鋭さや穏やかさ、硬さ柔らかさ、丸みや直線などといったことのすべてを、自分の中で表現してきたということである。 そしてまた、そうしたことが自分にとっての視覚の意味であり、外の見える世界の意味なのである。それは自分の視覚と、自分との係わり方なのであって、自分の中の無意識の世界で対象化され、観念化されてきた象徴の世界であり、印象なのである。 そしてそれ自体が自分を何かしらへといざなうサインであり、そしてまた、抽象化によって一般化され共通化された符号の羅列なのである。そしてこれこそが、自分にとっての見える現実世界の意味なのである。 |