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馴れや順応といったことが幾世代に渡って繰り返されることによって、肉体内部の生理と生活のスタイルに変化をもたらす。そしてこれが適応である。 そしてこれをもっと非常に長い歴史的期間で見ると、身体の機能の仕方、およびその物理的形状と形質の変化をもたらし、そしてこれが固定し、定着し、そして子々孫々へと続く遺伝となる。 このような、持って生まれた身体の構造から、その現実的な生活のスタイルといったものが規定されてくる。それ固有の特殊な生存のためのスタイルがカタチ作られる。 これは当事者本人にはどうにもならない、生まれながらの遺伝という肉体のカタチが規定し強制するものなのである。そして自分にとっての現実とは、これ以外に無いのである。それは自分が選ぶことの出来ないものなのである。 |