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3、定形化。

このような自分の中に住むもう一人の自分といったものは、様々な場面で、そして様々なすがたカタチをとって現れてくる。これは自分でもどうにもならないことなのである。

しかしまた、これしかなく、これだけが自分にとって自分を証明するものとなっている。そしてこの「くり返し」によって常習化した習性や馴れ、習慣や生活スタイルといったものが私たちを支配している。

しかしこれは考え方や行動のパターンに限ったことではなく、実際にはより本質的な情緒のリズムや感情のパターンにおいても、そのまま言えることである。というよりも、むしろこのような情緒や生理の作用といったものが、思考と行動の定形化されたパターンを生み出しているのである。

戻る。             続く。


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2019-1129-1209