index< 日誌 < y肉体 < 24d-87未知の感覚 「肉体の自意識」p5 |
馴れや習性といったものがそうである。自分にして見ればこれしかなく、これ以外になく、これだけが自分を自分として認め、そして確かめることの出来る現実なのである。そしてこれが、自分が自分であることの証明になっているのである。 そしてこのような時と場所を越えて、いつも自分が自分であり続けるということ、これが自己の同一性なのである。馴れと習慣によってもたらされた自己の生活様式が、自己の同一性なのである。これが自己の存在の仕方であり、立場であり、自意識を生み出しているのである。 |