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4、上下の関係。

それが事実であるかどうか、というよりも、それが自分たちの立場に合うかどうか、自分が生きている人間関係の秩序とオキテ、そしてその上下の関係に適うかどうかが、ものごとの判断の基準になっているのである。

だからそれに合わなければ平気でウソをつくし、ないものでもあると言い出すし、見てないものでも見たと言い出す。そしてこれが自分の立場であり、自尊心であり、自己の正当性であると信じて止まないのである。

現実の事実関係よりも上下の人間関係、すなわち、人間的で人身的なケイレツの上下の関係を何よりも優先するのである。本人のことなど、どうでもよい関係のないことであって、親や教師、上司や元請けの言うことが何よりも優先するのである。

戻る。             続く。


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2019-1129-1209