index< 日誌 < u列島 < 24d-89おもてなし② 「自分たち」p5 |
だからメーカーの製品偽装は無くならないし、公共工事と民間のケイレツ企業の――実際、日本ではケイレツ会社でない会社など存在しないのであるが――、入札と競争において、コネと談合と根回しがいつまでも経っても無くならないのである。 これは、メーカー単独の偽装などではなく、系列と業界全体、そして日本という世界全体がそうなのである。そうやって群れて迎合して助け合っているのである。だれもがそうであることが自分たちに安全と安心を保証しているのである。 これは個別の偶然の出来事などではなく、日本人という国民性がそうなのである。日本の文化と、その成り立ちがそうなのである。日本人の自意識とアイデンティティーそのものがそうなのである。 |