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1、集団的現実。

このような「自分たち」にとっての正義とは、「自分たち」という中での自分の記憶のことである。そしてこの自分たちを離れたところに、自分は存在しないのである。自分たちは居ても、自分は居ないということである。

自分というのが個人として自律していないということである。だからまた、人権とプライバシーの概念もまた極めて曖昧で、いくらそれを講習で聞き本で読んでも理解できないというか、理解のしようがないのである。

自分が生きている世界に、そうした現実そのものがないのである。それは単に、頭の中だけで理解したつもりでいるだけで、何も理解などしていないのである。そうした現実の経験のない世界を生きて来た人間なのである。そして今もそうなのである。

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2019-1129-1209