index< 日誌 < u列島 < 24d-91おもてなしC 「集団的自意識」p9 |
だからまた、このようなキズナから自分が切り離されることを何よりも恐れるし、そしてまた、その中でしか自分の幸福を見い出せないのである。また、社会の現実がそのように出来ている。 就職や近所の関係などの社会生活において、そのように生きることを強いられる。これは日本のシツケであり、教育であり、社会生活の規範なのである。それしか知らにように型にハメられ、その外で生きることが出来ないように出来ている。 そして、このような現実の中での自分の自尊心とは、世間に対して型にハメられ規格化された、見栄と体裁だけがすべてであって、自分が自分を反省する内的な自意識がどこにも存在しないのである。すなわち、どこまで行っても自分が自律するということが無い、そうした世界なのである。 |