index< 日誌 < u列島< 24d-94おもてなしF 「続、マイノリティー」p5 |
マイノリティーはバカでどうにもならない人間で、自分たちとは常識の違う、かかわりあってはならない人間なのである。そうであるはずだし、そうでなければならない人間であると信じている。 なぜなら、このような信仰または迷信が、自分自身と自分たちの自意識となっているからである。自分たちは正しくて優れているはずだし、そうでなければならず、だからまた、これを蔑ろにする者を決して許してはならないと、固く信じているからである。 また、そのようにシツケられ教育を受けて来たのである。このようにして社会全体の効率化と合理主義によって近代化を達成して来たのである。そして、このような差別意識が、この世界での自分の自尊心と、名誉と社会的地位の条件になってきたのである。 |