index< 日誌 < u列島< 24d-95おもてなしG 「踏み台」p3 |
しかしまた、このように他人を利用して、それを「踏み台」にして生きようとする人間、言い換えれば自分に取柄がなく、他人を騙して利用して、他人にすがって生きて行くしか能のない人間。このような能力も手段もなく、何よりも自分で生きる意志のない人間。 このような人間は、結局誰からも相手にされないのであるが、しかしまた、そうした人間ばかりが集まって共食いに明け暮れている、そうした世界である。このようなカーストの底辺ぎりぎりのところで生きている。 それでも自分は、少なくとも底辺のその下の者ではないと思い込んでいる。このような人間以下の者ではないと信じている。他人を騙して利用している限り、自分は人間以下の者ではないと信じることが出来るのである。 |