| index＜ 日誌 ＜ as同一性＜ 24E-01くり返し・「バランス」p5 |
| そしてそれは、この現実を生きる者の立場をそのまま現わしているのである。そして、これこそが人間にとっての現実なのである。人間にして見れば、このような現実の条件づけられた範囲の中でしか何も出来ないということである。生きて行けないということである。 そうした現実の条件の中でのみ、それは機能し得るのであって、またそれによって制約され、条件づけられ、方向づけられるのである。そのように予（あらかじ）め定められている。そのようにしか成れず、そのようにしか出来ない、という意味でそうなのである。 |