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しかしまた、このような論理的な考え方自体は、そのまま人間の人種や民族、国民国家などについても、そのまま言えることである。このような人間社会の背景を成している文化的および地政学的条件が変わり、その存在のための条件や必然性を失うと、何かそれまでとは違う別の民族や国民に成らざるを得ないのである。 そうしてのみ、それが民族や国民として存続し得るのである。歴史上の民族と文明の盛衰がそうであり続けたのである。そしてまた同時に、これが新たなそれまでとは別の、異質な民族と国民の誕生の瞬間なのである。 |