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3、集団的共有意識。

そうやって奥歯を咬み顔面側頭部を圧迫し、血管を怒張し青筋を立て、血液を充満させて、何らかの行為のためにスタンバイさせているのである。そうして、自分でもいつでも行動しやすいようにポーズを作り出しているのである。

そしてこれがそのまま、顔表面の表情として出てきているのである。そして、そうした自分に納得すると共に、そうした自分を意識していて、それをまた、相手に対しても分かってもらおうとしているのである

また、分かってもらえると信じているのである。そしてまた、ここが極めて日本的なのである。独善的でもあり、個人としても自律することがないのである。自分も相手も同じ人間であるという、集団的共有意識から出るということが無いのである。

それだけで分かってもらえるし、信じてもらえると思い込んでいる。そして実際そうなのである。言葉は不要で、そうした表情と仕草だけで何もかもが伝わるのである。何もかも分かってもらえるのである。そうした言葉不要の察しと気遣いの世界なのである。

戻る。             続く。


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2020-0123-0205