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4、アイデンティティー。

それは人間同士の間の習慣と日常がもたらした暗黙の了解とでもいったものなのである。何も言わなくても、分かってもらえるはずだと信じているのである。自分はそうした集団の仲間であって、これが自分たち日本人であり人間であると信じて疑わないのである。

そうした生き方しか知らないのである。自分も自分たちも、そして祖先もずっとそうして生きて来たのである。そしてこれが自分であり、自分たちであり、それから離れたところに自分は存在しないのである。

だからまたこれを、どんなことがあっても守り通すのが自分の使命であり良心であり正義あると信じているのである。自分にはそれしかなく、そこから離れたところに自分は存在しないのである。すなわち、これこそが自分の自意識の根源であり、そしてまた、アイデンティティーそのものなのである。

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2020-0123-0205