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それは偶然の錯覚であって、それぞれがバラバラで支離滅裂な何の関連性も因果関係もない世界である。それぞれが自分の都合で、自分の原因と動機だけで動いている。 しかし、そうだとしても、それを外から見ると一つの全体を構成しているのである。こうしたバラバラな出来事でも、それを全体として見ると一つのまとまった、それ自体で全体としての秩序のカタチを生み出しているのである。 もしもそうでなかったなら、それ自体が全体としてのバランスを失い、全体として維持できなくなり、それ自体が解体し失われ消えて行くからである。少なくとも、それを全体として見ることが出来なくなるからである。時間と空間の座標軸上で捉えることが出来なくなるからである。 |