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すなわち、身体そのものが一つの全体をカタチ作っているのである。バラバで偶然に過ぎなかった肉体の営みといったものが、全体として一つの自律性の下に繋がっているのである。 つまり、これが自分自身の肉体の同一性なのである。自分が自分の下で同一であって、自分が自分であり続けるのである。もしもそうでないとするならば、自分が自分でなくなり、自分が壊れてしまう。 だからまた、自分の肉体は、どうしても自分の下で同一でなければならないのである。感覚も意識も生理も感じ方すべてが、自分の下で同一であり続けるのである。同一性は精神のアイデンティティーのみならず、自己の肉体もまたそうでなければならないのである。 |