index< 日誌 < z2自意識 d無意識 < 24E-13生理の無意識・「同一性」p5


5、同一性。

すなわち、身体そのものが一つの全体をカタチ作っているのである。バラバで偶然に過ぎなかった肉体の営みといったものが、全体として一つの自律性の下に繋がっているのである。

つまり、これが自分自身の肉体の同一性なのである。自分が自分の下で同一であって、自分が自分であり続けるのである。もしもそうでないとするならば、自分が自分でなくなり、自分が壊れてしまう。

だからまた、自分の肉体は、どうしても自分の下で同一でなければならないのである。感覚も意識も生理も感じ方すべてが、自分の下で同一であり続けるのである。同一性は精神のアイデンティティーのみならず、自己の肉体もまたそうでなければならないのである。

戻る。             履歴へ


index< 日誌 < z2自意識 d無意識 < 24E-13生理の無意識・「同一性」p5

2020-0123-0225