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表情やポーズといったものは印象や象徴といったもので、それ自体に何ら実用的で現実的な意味を持たない。そしてこのような、意志表示ための暗示的な予兆といったものが、それ自体で自己の生存のための交流とコミュニケーションの手段になっている。 そして、このような表情が持つ、固有の生理的で身体的な特徴といったものが、それまでとは別の意味と目的を持ち始める。それ自体で自分も納得し、そしてまた相手ににもそれと分かるような、形式とカタチを持ち始めるようになる。 すなわち、社会性を獲得するのである。それがコミュニケーションの手段になることによって、社会がそれを求め、自分もそれを必要としたのである。また、そうしてのみ、それが表情として残り続けることが出来たのである。 |