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現実の異なる原因や、別々の出来事から発生した感情の現われであっても、それが感情である限り、それは現実の原因や出来事とは別のものである。 感情は、感情自身の役割と機能がその原因になっていて、そしてこれに基づいて、現実の出来事といったものを反映しているのである。情緒の生理は現実の自分の肉体に取り憑いて、それを通して自己の感情を現わしてくるのである。 そうである限り、やはりそれは、現実の出来事とは別のものを反映していると言わざるを得ない。それは自分の中で簡略化されサインと化した象徴の世界を映し出しているのである。 |