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2、自律する原理。

それは確かに現実の世界を反映したものではあるが、しかし直接のそれではなく、間接的に自分の頭の中で映し出したものなのである。それは現実の世界ではなく、観念の世界に映し出された自分自身の現実の反映に過ぎないのである。

しかしまた、だからこそ、それが現実の出来事の反射的な直接の関係ではなく、本人の情緒を反映した感情となるのである。現実の出来事といったものが、自己の内部で反射して映し出された、自分の中の観念の世界となることが出来たのである。

そうした意味でもやはりそれは、現実との直接的な関係ではなくて、間接的な関係と言える。自己と外の世界との間に、何か自律した情緒の原理が入り込んできているのである。

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2020-0123-0225