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4、環境の条件。

この時点で、すでに進化が許容される外的方向性と、内的傾向といったものが予め決定されていたのである。人間が人間であるためには、それ以外の生き方というのが出来ないように出来ているのである。

あらかじめそのように設定され、条件付けられているのである。人間の肉体の構造がそうであるし、そしてまた受け継がれる文化の「型」といったものが、そうなのである。そのようにしか成れないように出来ているのである。

そしてそれだけが人間を現実の存在にしているのである。人間はそれ以外の者に成れないように出来ているのである。

それは人間にして見れば、あらかじめ設定されている環境であって、前提条件、背景、傾向といったもので、そこから離れたところに人間は存在しないのである。存在し得ないし、存在出来るようには出来ていないのである。

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2020-0123-0225