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だから、やはりまたそれが、コミュニケーションと交流の手段としての、顔の表情といったものを特に意識させるし、そしてまた、それを発達させたのである。それはお互いにとっての交流の手段であると共に、それを通して自分が自分を意識するきっかけにもなっているのである。 そしてそれは自分の意識がそうだというのではなくて、むしろ、それ以前の自分の感覚と情緒の生理といったものがそうなのである。 前と後ろ、上と下、前進と後退、明るさと暗さ、緊張と弛緩、そして高揚と沈滞、快と不快などといった、そうした感覚の生理自体がそれを求め、そして指向しているのである。 |