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6、方向性。

つまり、ほとんどの動植物は目的に向かって、それに適合するように、その方向へと身体構造を創り上げている。そして、これは生物が歴史的時間的存在だから当然なのである。

時間的に継続して存続する存在とは、このような何かを指向し、そしてそれを必然とするような、そうした時間的な方向性としての同一性を持つ存在のことなのである。これは文明や民族についてもそのまま言えることなのである。

同一であり続ける自己というのが、歴史という時間の中で自己を証明して行くのである。すなわち、それ自体が自己固有の方向性といったものを持たざるを得ないのである。

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2020-0123-0225