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生理の固有の傾向といっても、それ自体が観念の世界で何かを残すといったことがない。それはただ生理の反射作用の馴れた経路の痕跡を残すのみである。 このような反射作用の特質といったものが、観念の世界で反映されるためには、それが何かカタチあるものとしてイメージ化されねばならない。そしてこれが、このような反射作用の特質をもたらした情緒の、印象と象徴の世界なのである。 そしてこれがまた、反射作用の馴れた経路をより確かなものとしてパターン化して行くのである。それはまた同時に、このような生理とその反射作用の特質をもたらした条件の、特殊な環境を映し出しているのである。そしてこれが観念の世界で印象と象徴と成って現れ出てきているのである。 |