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4、環境。

そしてこれが人間にとっての現実なのであって、またそれが人間にとって現実となり得る世界なのである。そうした意味で人間の生き方や考え方、そして人間にとっての現実といったものは「必然」なのであって、それしかあり得ず、それでしかなく、それ以外の者になり得ない世界なのである。

すなわち人間というのが、あらかじめ規制され条件づけられ方向づけられた存在だということである。それ以外のところに人間などという概念が成り立たないという意味で、そうなのである。

これは自然条件から見ると地球という環境のことであり、またこれを時間的に見ると、類人猿以降の人類の歴史的な世界のことである。つまり、人間という概念自体が空間的・時間的現象に過ぎないということである。

戻る。             続く。


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2020-0210-0215