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3、観念化。

人間、種、民族、国家、そしてまた信仰や政治体制などもそうなのである。人間は、このような観念の世界でのみ自分を見い出し得るのである。これが人間にとっての現実なのであり、そしてまた、時代というものなのである。

それしかなく、その範囲とその境界線の中でしか人間は生きて行けないのである。そうして与えられた観念の世界の中で、自分の現実を見い出しているのである。そしてまた、その中でしか人間は存在し得ないのである。

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2020-0210-0215