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2、区別。

始め何かしらの偶然の反応に過ぎなかったものが、果てしのない繰り返しによって、それへと特化し、またそれが常態化し日常的なものとなってゆく。この時点で外の世界と区別される、何かしらの区別ないし境界線のようなものが出来上がる。

この時点で、自己の内部に外の世界と区別される、何かしらの必然的な自律性のようなものが出来上がる。自らを律して規制している独自で固有の、原理のようなものが自らを動かしている。

また、そうしたことがなければ、外の世界と自分とを区別することが出来ないのである。区別とは、まわりとどこか「違う」ということなのである。しかも見える表面的な区別ではなくて、内的で質的な区別が求められるのである。

戻る。             続く。


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2020-0210-0215