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2、変わる。

このような、あらかじめ定められた条件の中においてのみ、人間にとっての現実が現れてくるし、それが現実なのであって、これを私たちは現実と言っているのである。どんなことも、人間にして見ればこのような条件の下においてのみ、それが現実なのであって、現実たり得るのである。

そうだとすると現実とは、物的空間とその時間的な変化の世界だと言える。時間のないところに変化など無く、また変化のないところに、現実としての物的世界といったものも存在しないのである。

しかしなぜ変化なのか。変化しないものがあるからそ、それが変化していると知られてくるのである。そしてこれが「くり返し」なのである。同じことをくり返しているということである。そしてそれが多少変わるということなのである。

戻る。             続く。


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2020-0210-0215