index< 日誌 < j生理的情緒< 24E-35くり返し・「原理」p6


3、見る側の都合。

同じものが、見る角度を変えることによって別のものに見えるということである。それが同じものであると同時に、どこか少しづつ変化している。これが同じことの繰り返しの意味である。

純粋にただ同じことの繰り返しだけだとすると、それは私たち人間からすると、ただワケのわからない、どうでもよい、意識も自覚もなく感じるといったこともない、まったく無意味な存在なのである。だからまた、それが意識されることもないのである。

そしてこのような無意味な存在に対して、人間が何かを感じるというのは不可能なことなのである。だから常に変化している。たとえそれが人間側の都合でそう見えているだけだとしても、そうなのである。だから常に変化している。たとえ非常に些細なわずかなもので、感じることがやっとのことであっても、やはりどこか変化している。

戻る。             続く。


index< 日誌 < j生理的情緒< 24E-35くり返し・「原理」p6
2020-0210-0215