index< 日誌 < j生理的情緒< 24E-36くり返し・「時間」p3 |
同じことの繰り返しが、自己の内と外に境界線を作り出して、自己を他者と区別してゆく。しかし、同じことが繰り返されないものもある。それはその時点で、かかわりのないもの、理解のしようのなにものとして無視される。 同じことを繰り返すから、それがリズムのサイクルやパターンとして理解されるのである。表面だけでは見えない、内的な原理といったものが見えてくるのである。また、このようにして、それが時間という考え方の中で捉えることが出来るようになったのである。 そしてこの時間に方向と目的の意識が加わって歴史となる。しかしまた、この時間自体もまた、このような人間にとっての何らかの目的やその意識なしには捉えることの出来ない「考え方」なのである。 |