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6、時間の指向性。

もちろん、このような合理性というのが進化なのか退化なのかというのは、別の問題なのである。ただそういう傾向を持つということである。

人間は現在を生きているにも拘(かかわ)らず、未来に向かって生きている。その方向とそれへと指向する意志の下で自らを律しているということである。そうした意味でも意識はそれに対して、最適化と効率化といったことが必然とならざるを得ないのである。

これは時間というのを、自分にとって何かの目的に基づいて見ている。たとえそれを意識していなくてもそうである。そうして始めて現実世界というのが歴史となるのである。現実の世界の中に時間という概念が入り込んでくるのである。

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2020-0215-0218