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無意識の世界の始まりは偶然の錯覚である。しかし、そうやって現実から切り離された空想の世界で、現実の世界というのを象徴化しそれを印象として、そしてそれをサインのスイッチとして、自らの反射作用を通して日常化してゆくのである。 このような印象のサインといったものは、本来の現実の出来事とは直接の関係がないもので、また直接の関係がないからこそ、それが印象や象徴として残ることが出来たのである。そうして現実から切断された観念の世界の中で象徴としてのみ、残り続けることが出来たのである。 |