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2、きっかけ。

自分の中の印象や象徴自体は、現実とは別のものなのである。そしてそれはまた、間接的にも現実の経験とは無関係のものであることが多々あるのである。そしてこれが、頭の中だけの観念の世界という意味なのである。

ただそれが現実との一切の直接の係りを失くした、生理上の特殊な作用の形式としてのみ肉体が覚えていたのである。そしてそれが何かのサインを「きっかけ」にして、偶然に呼び起こされているのである。

だからそれはイメージにもなり得ず、イメージ以前の世界なのであり、そうした現れては消えて行く何ら具体的なカタチを持たない、そうした情緒や気分の雰囲気でしかないのである。

戻る。             続く。


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2020-0215-0218