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不意に迫ってくる未知のワケのわからないもの、アンバランスで不可解なもの。そうしたことが自分に迫って来て驚き、ためらい、恐れおののく。 しかしまた、その「ワケ」というのがすぐに分かって、どうでもよい、何の害も無いものと分かったとき、その瞬間までスタンバイし破裂寸前だった緊張が一気に緩み、行き場を失くして、そして解体され拡散して行く。 どこへも持って行く場所が無くなったにも拘(かかわ)らず、集められた血液や神経の過度の集中といったものが、急にどこかへと消費され尽くされねばならなくなったのである。 |