index< 日誌 < d無意識 < 24E-45快と不快・「信じる」p4


1、現実というシステム。

このようにして人間というのを、夢と無意識の気まぐれと偶然だけが支配する世界から、自己の個人的な意志や希望といったものを打ち砕く、覚めた客観的な、自分の意志だけではどうにもならない世界の、現実の存在にしているのである。

人間というのを、時代という現実の世界の住人にしているのである。環境がもたらす現実の資源に基づいて、これを利用して、その上に文明が築かれる。そしてこれ自体がシステムなのであって、そうした現実との関係の中で人間は生きているのである。

履歴へ             続く。


index< 日誌 < d無意識 < 24E-45快と不快・「信じる」p4
2020-0225-0306