| index＜ 日誌 ＜ av2表情 ＜ 24E-47「困惑」p4 |
| 何か言いたげであるが言葉が出ない。何か言いたいのであるがガマンしている。クチは何かを話そうとしているのであるが、意識がそれを止めている。または、適当な言葉が見つからずに、言葉が出る直前で止めている、といった状態である。 しかしこれは本人の都合なのであって、これを相手との関係で見ると、それはそれで、それ自体が完璧な意思表示なのである。本人の意志に関係なく相手から見れば、それ自体が何かを言おうとしているのだという、そうした意志表示がすでに成立しているのである。自分に対しても、相手に対してもそうなのである。 この場合、自分自身に対しては話そうとする自分と、それが出来ないでいる自分との困惑した対立であるし、これを相手から見ると、何か言おうとしているのをガマンしているのだという、意志表示になっている。 |