index< 日誌 < av2表情 < 24E-47「困惑」p4


4、どこか違う。

笑っているのか、泣こうとしているのか、自分でも分からないそうした表情もまたそうである。そうした自分を自分が意識し、理解もし、納得もしている、そうした表情である。

どこかで自分が分裂していて、それがそのまま顔の表情に現れている、そしてそれが、自分で自分を意識する場面になっている。

一つは、意識の世界で自分を見ている自分と、もう一つは、相手との関係で自分を見ている現実の自分が対立していて、そしてそれがそのまま顔の表情に現れている。意識の世界で見る自分と、現実のカガミの中に見る自分とがどこか違うのは、このためなのである。

戻る。             履歴へ


index< 日誌 < av2表情 < 24E-47「困惑」p4
2020-0225-0306