index< 日誌 < av2表情 < 24E-51肯定と否定・「サイン」p4 |
しかし、このように一端了解して承諾したことを「否定」するときは、どうするのだろうか。これがすなわち、「肯定の否定」の仕草である。つまり、相手に向けられていた意志の集中と緊張を解除し、またこれを相手とは関係のない他の方向へ向けるということである。 意志というのが正面の相手から、それとは無関係の他の方向へ向けられる必要がある。すなわち、首のヨコ振りである。そしてこれが拒絶の意志表示の仕草、その合図の表情となっている。 神経と感覚の集中といったものが他の方向へ向けられる。それと同時に、それが何よりも相手に分かりやすく簡潔に示される。これが頭部のヨコ振り、そっぽを向く「否定の仕草」である。 |