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5、肉体の情緒。

だからまた、それこそが自分の根源の世界を映し出しているのである。自分自身の中の果てしのない歴史の世界を遡って見ているのである。自分自身の成り立ちと生い立ちの世界を見ているのである。

ただこうした感覚の世界というのは、それだけをとって見ればただの偶然であって、支離滅裂な錯覚に過ぎないのである。しかしまた、だからそれが夢なのである。

しかしまた、これが自分自身の肉体の生理の作用と情緒に結びついていて、感情や意志となって、現実の行為として自分を動かしているのである。つまり、このようにして自分というのが、自分の外の客観的な現実の世界に入って行くのである。

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2020-0306-0414