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1、境界。

カタチは識別が出来る。直線と曲線そしてその方向、そしてそれらの間の境界といったものがハッキリしているからである。しかし「色」はそうではない。色自体には必ずしも境目がないのである。色の違いというのが連続していて入り混じっているし、そしてまた色自体が変化するのである。

青から緑、緑から黄赤といった具合に、それらの間に境界線など無く、それでも色を区別して見ているのは、どこまでいっても人間の人為的で主観的な約束事に過ぎないのである。人間の意図的な思い込みの世界に過ぎないのである。

あくまでも人為的で仮想的な区別に過ぎないのである。色自体を区別するというのなら、それは無限に続く際限のない異なる色の連続したものとなってしまうのである。こうしたことが色とカタチの根本的な違いなのである。

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2020-0414-0510