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1、もののありさま。

色の認識は、その色が持つ人間にとっての現実的な必要からきている。区別する必要も理由もないところに「色」は意識されない。

たとえば緑の草原、緑の黒髪は同じことを言っている。沸き立ちそよぎ、燃えるような動きという意味である。これは本来の色そのもの、色の色合いや色相などとは関係のないことなのである。

これは色そのものというよりも、色の揺れ動くさまを言い表しているのである。そしてこれを緑の色として表現しているのである。それは人間にとっての感じ方を指して「緑」と言っているのであって、色そのものを言っているのではないのである。

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2020-0510-0521