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これは「色」そのものを言っているのではない。それは人間にとっての色の意味を言っているのである、そしてその必要と、その感じ方を指して、これを緑という色の記号でもって表現しようとしているのである。そしてそれを世代を越えて、そのように伝えてきたのである。 だからそれは、「色」というのは、色そのものを言っているのではなくて、その色が持つ人間にとっての意味を色を通して、色の違いというカタチで表現しようとしてきたのである。すなわち、記号化したのである。 始めに「色」などなく、必要が色という区別を生み出したのである。その動きや目的や意図するところに従って、それを色の違いというカタチを借りて表現しようとしたのである。 |